ちゃんぽん発祥の地として有名な長崎県の四海楼へ行ってきました。
果たしてそのお味の方はどうなのか。発祥の地というくらいですから、期待してしまいます。
そして僕は驚くべき長崎県民の味覚を知ることができました。
いざ四海楼へ!
夏休みということもあり、大行列の四海楼。
四海楼には、5Fに展望レストランがありますが、3F、4Fでも食事できます。
営業時間はお昼の部が11:30~15:00、夜の部が17:00~20:00となっています。何気に時間が短いので注意して行きましょう。
ちなみにお昼はランチコースが用意されており、それは3F、4Fで食べることができます。
僕が行ったときは、ランチコースなら待たずに座れますと言われましたが、せっかく来たので展望レストランの順番を待つことにしました。
しかし、人気があるのはやはり展望レストラン。僕が行ったときには20組ほどの待ちがいました。
予約してなかったらこんなに待つんですね。40分ほどで席に座れました。
待っている間に展望レストランからぱしゃり。
実食!
待っている間にメニューを見ていたので、注文は決まっていました。
皿うどん!僕はちゃんぽんより皿うどんの方が好きなんです。
ちなみに皿うどんは麺がパリパリの揚げた細麺が有名ですが、長崎ではちゃんぽん麺を使った太麺の皿うどんもあります。が、今回は細麺にしました。
さて、気になる味の方はというと・・・。
何か・・・甘い?
塩っけがあまりありません。どちらかというとマイルドな味付けです。リンガーハットとは全然違う味です。
ただ、店員さんが持ってきてくれたときに、お好みでソースやお酢をご利用くださいと言われました。その言葉を思い出し、ソースをちょっとかけてみました。
ああ、ごめんなさい。せっかく味付けしてくれたのにソースをかけてしまうなんて・・・。と、後ろめたさを感じながら渋々ソースをかけました。
すると・・・。
う、うまい!
ソースの塩分が良い具合にマッチしてものすごく美味しい皿うどんになりました。
なんてことだ。僕は普段、出された料理に対して醤油やソースを加えることはしません。それは作ってくれた人が、この味を味わってほしいと願って出してくれるからです。その思いに答えるべく、僕は何もかけないのです。そう、それは丁度iPhoneの洗練されたデザインを楽しむためにケースを付けないのと同じです。
しかし、今回だけは勘弁してください。ソースをかけた方が美味しかったです(笑)。
ちなみに連れはちゃんぽんを頼みました。
錦糸卵が乗っているのが特徴的です。
リンガーハットのちゃんぽんに慣れていると、やはり甘く感じるようです。連れもソースか何かをかけてました。
なぜ甘いのか
ついこの間、秘密のケンミンショーで長崎の特集があっていたのですが、長崎は鎖国時代でも開かれた港でした。
そのため、異文化の影響を受けやすい土地でした。中でも、砂糖は大量に入ってきており、砂糖を使った料理が数多く作られたそうです。
そのため、長崎には甘いスイーツが有名で、料理も甘めの味付けがされるそうです。だから長崎県民には甘党が多いんだとか。
もし、秘密のケンミンショーで言っていたことが本当だとすると、四海楼のちゃんぽんや皿うどんに塩っけが足りないのは、このような歴史が関係しているかもしれませんね。