楽天やアマゾンのアフィリエイトをやっている方はカエレバの導入を一度は考えたことがあると思います。
ブログの訪問者は、楽天で買う人もいればアマゾンで買う人もいる、だからカエレバを使えば報酬の取りこぼしがなくなるよ〜!っていうのがメリットですよね。
あと単純にデザインが綺麗!
だからカエレバ導入しよう、と僕も思ったのですが、ふとここで疑問が。
本当にカエレバって効果あるの?
というのも、カエレバの仕組みがやや特殊で、この仕組みを理解しないままに使っちゃうのはもったいないなと思ったのです。
そこで、カエレバを使うメリット・デメリットと、どういうタイミングで使うのが一番効果的かをご紹介していきます。
目次
リンク先を把握しよう
カエレバのメリット・デメリットを語るには、まずその仕組みを知っておかないといけません。
報酬の取りこぼしがなくなるから、と何となくで使っている方は、実は逆に報酬を取りこぼしている可能性がありますので、ぜひ押さえておきましょう。
楽天とアマゾンの商品リンクを用意した場合、次のように4つのリンクが現れます。
①と②をクリックすると単体の商品ページに飛びます。これはカエレバリンクを作成するときに、アマゾンの商品ページを使ったか楽天の商品ページを使ったかでリンク先が変わります。今回はアマゾンの商品ページを使ったのでアマゾンの商品ページに飛んでます。
③のアマゾンリンクをクリックすると、アマゾンのキーワード検索結果に飛びます。
④の楽天リンクをクリックすると、楽天のキーワード検索結果に飛びます。
ちなみに上記の検索結果ページに使われるキーワードは、カエレバリンクを作成したときに入力した「商品キーワード」です。
なぜ検索結果ページに飛ぶようになっているかというと、商品が売り切れになって商品ページがなくなってしまった場合、そのページへのリンクが切れてしまいますが、検索結果ページなら必ず何かしら表示されるのでリンク切れを起こさないからです。
よくできた仕組みだなと最初は思ったのですが、ここにちょっとした落とし穴があります。
楽天は検索結果からの成約では料率1%になってしまう
楽天アフィリエイトには高料率が設定されている商品もあり、それを紹介して購入されればかなりの額が報酬になることもあります。
例えば1万円の商品で料率10%なら1,000円入ります。でかいです。
しかし、高料率が適用されるのには条件があります。
・紹介したリンク先のショップで、紹介した高料率の商品が購入された場合
・紹介したリンク先のショップと同じショップで、他の高料率の商品が購入された場合
上記の場合のみ高料率が適用されます。
それ以外の場合、たとえ高料率に設定されている商品が購入されたとしても、1%しか報酬が得られません。
例えば料率5%の一眼レフカメラのアフィリエイトリンクを貼っていたとして、それを販売しているのがAショップだったとします。紹介している一眼レフカメラがそのまま購入されれば5%の料率が付きます。
また、紹介した一眼レフカメラではなく、Aショップ内で販売されている別の商品、例えば料率10%のミラーレスカメラが購入されたとしても、10%の料率が適用されます。
しかし、紹介している一眼レフカメラのアフィリエイトリンクをクリックされた後、AショップではなくBショップで料率7%の一眼レフカメラが購入されたとしても、料率は1%となります。
ちょっとややこしいかもしれませんが、リンク先のショップと違うショップで購入されたら料率が1%になると覚えておいてください。
では、カエレバのように検索結果ページから購入された場合どうなるかというと、どこのショップもクリックされていないことになり、高料率の条件に当てはまらなくなるので、一律1%になります。
もし楽天アフィリエイトをメインで使っていて、しかも高料率商品を狙っている場合は、カエレバを使ってしまうと報酬が減ってしまう可能性があるのです。
これがカエレバを使う上での大きなデメリットだと思います。
高料率は報酬に大きな影響を与えるのか?
上述したようにカエレバを使うと高料率が付かなくなってしまうのですが、果たして高料率の商品は報酬にどの程度の影響を与えているのでしょうか。
高料率狙いでアフィリエイトしている場合は、カエレバにすると報酬がかなり減少すると思います。
なので、カエレバを使わずに楽天とアマゾンのリンクをそれぞれ貼るのがいいでしょう。
僕の場合は高料率は狙っていません。
いいな、と思った商品を貼っているので、料率は意識していませんし、高料率だったらラッキーくらいの感覚です。
実際、僕は500件の成果のうち高料率は13件しかありませんでした。
こんな感じで高料率を意識しないで商品選びをしている場合は、カエレバにしても問題ないでしょう。
カエレバを使ったからといってクリック率が上がるわけではない
カエレバにするとクリック率も上がって報酬も上がるみたいな噂がまことしやかに囁かれていますが、カエレバにしたから上がるわけではありません。
楽天やアマゾンのリンクは画像+テキストリンクが最もクリックされやすい貼り方なんです。
カエレバはそのようにクリックされやすいデザインを簡単に作れるので、カエレバにすると効果が上がると思われているわけです。
カエレバを使わなくても楽天とアマゾンそれぞれ画像+テキストリンクを貼っていれば同じくらいのクリック率になります。
カエレバのメリットはずばりデザイン
というわけで、カエレバのメリットは「デザインが綺麗」というところに落ち着くのではないかと思います。
WordPressのテンプレートごとにCSSのカスタマイズ方法を解説してくれている人がたくさんいますし、そういうのを参考にすればおしゃれにできます。
楽天とアマゾンのリンクをそれぞれ貼るのは面倒ですし、一括で貼れるカエレバはすごく便利です。
キーワード選定が超重要
カエレバはすごく便利なのですが、クリックしてもらうにはキーワード選定が超重要です。
たとえば、「Canonの一眼レフカメラEOS Kiss X9のレビュー!」という記事があったとします。
ここで狙っているキーワードは「EOS Kiss X9 レビュー」です。
このように商品名キーワードで検索してきた訪問者は購買意欲が高いです。
簡単に言うと、買いたいと思ってるってことですね。
そういう読者に向けては販売ページへのリンクがわかりやすい方がいいので、カエレバのようなデザインが効果的です。
気になったらすぐポチってくれます。
しかし、「渋谷 ノマド カフェ」というキーワードで、「渋谷でノマドがはかどるおしゃれカフェをご紹介!」という記事を書いた場合。
店内やコーヒーの写真などを撮ったりして紹介したあとに、「このコーヒーはEOS Kiss X9で撮影しました。⇒EOS Kiss X9のカエレバリンク」と貼っても、ほぼクリックされません。
なぜなら、この記事を読む人は渋谷のノマドカフェが知りたいだけで、EOS Kiss X9を買いたいと思っているわけではないからです。
ですので、カエレバを見たとしても、「これをクリックすると販売ページに飛んで買わされる」という心理的な壁を感じてクリックを避けます。
カエレバはいかにも販売ページに飛ぶようなデザインになっていますからね。
とはいえ、楽天アフィリエイトには30日間のクッキー効果があるので、どうせならクリックされた方がお得ですよね。
なのでこのような記事にリンクを貼る場合は、本家の楽天アフィリエイトのテキストリンクがおすすめです。
販売ページとわからずに何気なくクリックしてもらえる確率が高まります。
このように、狙っているキーワードに応じてカエレバを貼るか本家を貼るか使い分けるのが一番効果的だと思います。
まとめ
長々と語ってきましたが、以下にあてはまる方はカエレバを使うと幸せになれます。
・楽天アフィリエイトで高料率を狙ってない方
・デザインにこだわりたい方
・購買意欲の高いキーワードで記事を書いてる方
やはり楽天とアマゾンの両方を同時に紹介できて、その上デザインも綺麗にできるのは大きなメリットですね。
個人的には楽天アフィリエイトで高料率ショップを狙っていない限りはカエレバを使った方が良いと思います。