巷で評判のChromebook。
僕はChromeブラウザしか使えないかなり制限されたノートブック程度にしか思っていませんでした。
Chromebook自体は3年前ぐらいから海外を中心に販売していたようですが、ここ最近普及に力を入れている気配がします。
マイクロソフトがSurface RTで大コケしたのにGoogleまでそんな制限だらけのノートブックを推しているのか!と偏見の目で見ていました。(後に僕の方がバカだったと気付きました、ごめんなさい。)
そんな折、twitterを眺めているとプロモーションでGoogleのChromebookの情報が流れてきました。
どうやらここ最近日本でも購入できるようになったようです。
何気なくリンク先へ飛んでみると、何やら良さげな雰囲気を醸し出しているではありませんか!
今使っているノートPCが6年経つのでそろそろ買い替えないとな~と思っていたのですが、僕のライフスタイルならChromebookでもいけるのでは!?と思い、使い道を検討してみました。
目次
ブラウザさえ使えればほぼ完結できる
Chromeブラウザしか使えない。
これ、一見不便に感じるのですが、よくよく僕のノートPCの使い道を考えると、ブラウザだけで完結する作業ばかりであることに気付きました。
今使っているブラウザもChromeなのですが、軽くて早いのでさくさくネットブラウジングができます。
また、EvernoteやDropboxといったクラウドサービスも、ブラウザがあれば問題なく利用できます。
メール、スケジュール、ブログ更新なども僕はChromeで行っています。
そう考えると、ブラウザさえあればほぼ解決できるんじゃないかと思ってきました。
しかも、現在では便利なGoogleのサービスがありますし、Chromeアプリが充実しています。
Googleはこれらを駆使することで、問題なく仕事が遂行できると言っているのです。
例えば、Officeファイルの処理が必要なときはGoogleドキュメントで開けますし、データはすべてGoogleドライブに保存でき、アプリを動かすのもオンライン上なので、ノートブック本体に何かあったとしても、復元が容易であることが最大のメリットなのです。
そのため、マシンスペックも高性能である必要がなく、低価格で手に入るのがポイントです。
また、起動が異常に早いことをアピールしています。
たったの5、6秒で起動するというんですから素晴らしい。
そして長時間駆動。
この身軽な感じがビジネスマンっぽいですよね。ノマドワーカーっぽくも感じます。
Surface 2との比較
ブラウザさえ使えればいい。
ということは、何もChromebookじゃなくてSurface 2でもいいんじゃない?と感じてきました。
Surface 2もWindowsストアアプリとOfficeとブラウザしか使えない制限付きです。
しかし、ChromebookとSurface 2の決定的な違いはブラウザですよね。
Chromebookの利点はブラウザがChromeであることです。
軽くて早い、そして他のGoogleのサービスと親和性が高いところがいいですよね。
また、僕が仕事で使っているクラウド系のツールがChromeにしか対応していないんです!
これが一番のポイントですよね。
Surface 2が出たとき、Officeも使えるんなら買おうかなと思っていましたが、ブラウザがインターネットエクスプローラしか使えないから仕事に使えないという、ただそれだけのために購入をあきらめました。
もし、Surface 2がChromeを使えたなら僕は絶対購入していたと思います。
なぜなら、デザインがかっこいいから!
デザインだけはおしゃれでかっこいいことは認めますよ。
でも、肝心の使いたいものが使えない端末を買ってもただのインテリアにしかならないんです。
その点Chrombookなら、僕の求める作業はできそうな気がします。
そして低価格で手に入れることができるというのはかなり魅力的です。
Chromebookはオフラインでどこまで使えるのか
自分がChromebookを使っているところを想像して、ふと思ったことがあります。
オフラインでどこまで使えるんだ!?
Chromebookにはデスクトップアプリという概念がなく、すべてブラウザ上で動かす形となります。
あれ、ということはインターネットに繋がってないと何もできないんじゃない?と不安がよぎりました。
ですが、さすがGoogle。
ちゃんとオフラインで使えるアプリを用意してくれていましたよ。
受信済みのメールの閲覧や作成、スケジュールの確認など、どんなときでもチェックしたい必須のことはちゃんとできます。
また、文書作成やPDFファイルの閲覧などもできます。
これだけできれば正直十分です。
特にブログを書くのはオフラインでもできますから文書作成ができるのは助かります。
YouTubeでChromebookをオフラインで使うイメージを配信していましたので、シェアしたいと思います。
また、オフラインで使いたいという関心は高いようで、Googleの公式サイトのヘルプでもどのようなことが出来るか書いてありました。
これは親切でいいんですけど、このヘルプのページに気になる表現がありました。
「ウェブに接続していない稀な状況でも、Chromebookを使ってできることはたくさんあります。」
あ、稀なんだ。Googleにとって、いや、もう世間一般的にネットに繋がってないことって稀な状況なんだ(笑)。
いや~IT進化は目覚ましいですね~。
言われてみればスマホ持ってる時点でネットに繋がってますからね。
でもノートPCを出先でネットに繋がず使用することって結構ありますよね?僕だけですか?
と言いつつも飛行機の中で使ったことは一度もないんですよね。
オフライン環境の代表格と言えば飛行機の中ですが、やっぱり隣の人に見られるのが嫌なんです。
スマホのちっこい画面で我慢するか本読んでます。
Chromebookヘルプ
https://support.google.com/chromebook/answer/3214688?hl=ja
日本で購入できるChromebook
現在日本で購入できるのは
・Dell Chromebook 11
・ASUS Chromebook C300
・Acer C720 Chromebook
となっています。
SurfaceやMacbookみたいに、OSとPCを統一して作っているわけではありません。
GoogleはあくまでChrome OSを提供し、ノートブック本体は他の企業に作ってもらっています。
Nexus 7もAndroid OSのみを提供してタブレット自体はAsusに作ってもらっているのでそれと同じ感じですね。
しかし!
Chromebookの3モデルを見てみましたが、僕が気に入りそうなデザインはありませんでした(泣)。
まあデザインは置いておいたとしても重量ですよ。
全部1kg以上あるんですね。
Chromeしか使えないという制限がありつつ、低スペックでいいんだから、もう少し薄く軽くならなかったのかと残念な思いがあります。
薄さと軽さは正義ですから。
いつでもどこでも使うものは気軽に使えるものでないといけません。
起動が早くて長時間駆動がメリットだったとしても、それはウルトラブックにも言えるメリットだと思います。
それならウルトラブックよりも薄くて軽いものを目指して欲しかった・・・。
Surface 2はその点しっかり押さえて薄くて軽いおしゃれなデザインにしてきているのに・・・。
これだとChromebookのメリットは低価格であることぐらいしかないのでは・・・。
また、制限付きとはいえ、Chromebookはリモートデスクトップが使えるので、WindowsやMacも操作することは可能です。
ですが、これを使うぐらいなら普通のWindowsPC買った方が早いんじゃないかと思えてきます。
家にデスクトップPCがあって出先用にChromebookを使うというのならアリだと思いますが、僕のようにノートPCをメインで使っている人にとってはお金を出してでも薄くて軽いウルトラブックを買った方がいいような気がします。
それに、ウルトラブックでもChromeは使えるわけですから。
つまりChromebookでできることは全部普通のPCでできるんです。
ですので、もしChromebookがどこまで使えるか気になっている人は、今お持ちのPCでChrome縛りをしてみるといいと思います。
Chrome以外のアプリケーションは使わない。
そうすることで、Chromebookの使い道を想定することができるはずです。
僕の場合はChromebookでも全然問題ないと思います。
しかし、Chromebookを選択するだけのメリットが今はまだ感じられません。
低価格ということぐらいです。
薄くしたり軽くしたりすると費用がかかってしまうのでしょう。
ですが、所有欲を満たしてくれるようなデザイン、軽さのものが登場するまで僕は待ちます。
Chromebook、目の付けどころはいいですが、おしゃれな端末が出るまで我慢することにします。