気づけばすっかり冬になり、空気が澄んで夜景を撮影するのにはピッタリの時季になってきました。
そこで、今回は東京駅の撮影スポットへ出向いて夜景を撮ってきました。
ちなみに私はカメラ初心者ですが、意外と簡単に綺麗な夜景が撮れることがわかりました。
そこで、今回行ってきた東京駅の撮影スポットと、一眼レフの設定を合わせてご紹介します。
目次
日本郵政の商業施設KITTE
ご存知の方も多いかもしれませんが、東京駅の丸の内口を出るとKITTEという日本郵政の商業施設があります。
ここの6Fに屋上庭園のKITTEガーデンがあり、東京駅を眺めることができます。高さはあまりありませんが、雰囲気がとても良く、人もそこまで多くないので、何気に穴場スポットかもしれません。
私はここで撮影をしてきました。高さはないものの、東京駅のライトアップを間近で撮影できるため、夜景を撮るにはオススメできる場所です。
どうでしょうか。初心者にしてはよく撮れていると思いませんか(笑)。あとはもう少し構図を勉強しないとダメですね。
KITTEガーデンでの夜景の撮り方
まず大前提として一眼レフで綺麗な夜景を撮る場合、シャッターを開いている時間が数秒必要なため、カメラを三脚などで固定する必要があります。手持ちだとブレてしまいますからね。
最近では手持ちでも綺麗な夜景を撮れるカメラが増えてきましたが、やはりシャッターを長時間開いた撮影の方が圧倒的に綺麗です。
しかし、最近の撮影スポットは三脚使用禁止という場所が多いです。実はKITTEガーデンも三脚は使用できません。でかでかと「三脚使用禁止」と書かれていますし、警備員が常時巡回しており、三脚を使っていたら注意されます。
これは困った、と思うかもしれませんが、三脚がなくても撮る方法はあります。
それは…置いて撮る!
要はカメラを固定できればいいのです。三脚を使おうと置いて撮ろうとカメラが動かなければ問題ありません。
KITTEガーデンには幅数センチの手すりがあります。私はここにカメラを置いて撮影していました。
これ、意外と振動にも強いようで、シャッターを開いている最中に後ろで人が通ってもブレてませんでした。
三脚がなければ現地のものを利用して固定すればいいのです(笑)。
では続いて一眼レフの設定です。
夜景を綺麗に撮る一眼レフの設定
一眼レフと書きましたが、実際に私が使っているのはミラーレス一眼です。設定項目は同じなので気にしないでください(笑)。
また、今回使用したカメラとレンズは、NEX-5Rと標準レンズのE PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSSです。
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夜景を撮るときに設定するのは、ISO感度、F値、露出補正、ホワイトバランスの4つです。これを私は次のように合わせました。
ISO:100
F値:8.0
露出補正:+1
ホワイトバランス:太陽光
この設定で、さきほど上でお見せした写真を撮影しました。
ISOは上げれば感度が良くなってシャッタースピードを短くすることができるのですが、手持ちできるくらいにISOを上げてしまうと、その分ノイズが増えます。圧倒的に綺麗な写真を撮るためには、ノイズが少ないISO 100で撮りましょう。
F値はどれくらいの範囲でピントを合わせるかということにつながってきます。夜景を撮る場合は全体的にピントを合わせたいので、F値を8.0としています。この設定にすると、シャッタースピードは10秒になりました。つまり、10秒間固定しなければなりません。KITTEなら手すりに置いておけば問題ないでしょう。
露出補正とホワイトバランスは好みです。
そしてホワイトバランスを「蛍光灯:温白色」にするとこうなります。
私はこの写真が好きです。都会!って感じがするので。
カメラ素人でも設定さえ守れば簡単に綺麗な夜景が撮れます。ぜひ試してみてください。
おまけ
KITTEを出て、東京駅の前で手持ちで撮ってみました。
F5.6でISOはAUTOです。露出補正+1、ホワイトバランスはAUTOです。
手持ちでも何気に綺麗に撮れてますね。最近のカメラはすごいです。