キヤノンから小型一眼レフカメラEOS Kiss X9が発表されました。
これを待っていた!
同時発表されたEOS 6D Mark IIの方が注目度高いような気がするのですが、僕は断然こっちの方が気になります。
軽さは正義です。
最近はミラーレス一眼が小型軽量化をアピールしていますが、普通の一眼レフの方が良いって人も多いと思うんです。
けど、一眼レフだと重いし持ち運びがだるいしで結局撮らなくなる・・・という経験をお持ちの方も多いはず。
EOS kiss X9はまさにそんな人のためのカメラです。
EOS kiss X7やEOS kiss X9iとの違いを比較してみましょう。
目次
スペック
EOS Kiss X9
画素数:2420万画素
映像エンジン:DIGIC 7
センサーサイズ:APS-C
ISO:100〜25600
連続撮影速度:5コマ/秒
測距点:9
サイズ:約122.4(幅)×92.6(高さ)×69.8(奥行)mm
重量:453g
EOS Kiss X7
画素数:1800万画素
映像エンジン:DIGIC 5
センサーサイズ:APS-C
ISO:100〜12800
連続撮影速度:4コマ/秒
測距点:9
サイズ:約116.8(幅)×90.7(高さ)×69.4(奥行)mm
重量:407g
EOS Kiss X9i
画素数:2420万画素
映像エンジン:DIGIC 7
センサーサイズ:APS-C
ISO:100〜25600
連続撮影速度:6コマ/秒
測距点:45
サイズ:約131.0(幅)×99.9(高さ)×76.2(奥行)mm
重量:532g
位置づけとしては、EOS Kiss X7の後継機という感じですね。
EOS Kiss X9iはEOS Kissシリーズのスタンダードモデルで、iがないモデルが小型機です。
8のときは小型モデルがなく、EOS Kiss X8iしかありませんでした。
そのため、EOS Kiss X7は小型機としてずっと売れ続けていたんです。
9でついに新型が登場してテンション上がっております。
EOS Kiss X7に比べてスペックは全体的に上がっていますが、EOS Kiss X9iと比較すると連続撮影速度や測距点が少ないです。
X7の欠点をカバー
EOS Kiss X9で最も注目すべきところ、それはバリアングル液晶になったことです。
液晶を開いてくるっと回転させることができるので、カメラを下の方に持っていっても液晶を上に向ければローアングルで撮れますし、逆にカメラを高い位置に持っていっても液晶を下に向ければハイアングルで撮ることができます。
しかも、こういったバリアングル液晶って途中までしか回転しないものもあるのですが、EOS Kiss X9は180度回るので自撮りも可能です。
こういったアングルの調整ってスマホではできないことなので、EOS Kiss X9のメリットと言えますね。
また、一眼レフカメラは普通ファインダーを覗いて撮影するもので、液晶を映しながらの撮影(ライブビュー撮影)ではオートフォーカスが遅くなるのですが、EOS Kiss X9ではそこもちゃんと向上しています。
ライブビュー撮影で世界最速のピント合わせを実現しているのです。
EOS Kiss X9を使う人の中には、そこまで本格的には使わないという人もいるので、ライブビュー撮影がよく使われます。
ちゃんと性能を上げてくれたのは嬉しいです。
さらに、EOS Kiss X7にはなかった無線機能も搭載しています。
WiFi、NFC、Bluetoothとばっちり対応しているので、スマホとの連携も簡単です。
SNSですぐにシェアできるのはもちろん、スマホをシャッター代わりに使うこともできるので集合写真もばっちりです。
ただ、1点だけEOS Kiss X7の方が優っているところがあって、より小型なのはEOS Kiss X7の方なんです。
バリアングル液晶じゃないので、より小さくできたのだと思いますが、筐体サイズがわずかに小さく、重量も50g近く軽いです。
ちょっと気にはなりますが、でも、全体的なスペックアップを考えると、EOS Kiss X9の方が魅力的です。
軽さは正義
僕も以前はEOS Kiss X5を持っていましたが、重さに断念してソニーのNEX-5Rを買いました。
ですが、色味の好みって人それぞれあって、僕はEOS kissの画の方が好きなんです。
一瞬だけEOS Kiss X7も使ったあるのですが、キットレンズでも明るく綺麗に撮れるし楽しいんですよね。
最近はミラーレスも高級化が始まって、スペック重視のものも出てきていますが、やっぱり軽さを重視したカメラの方がよく使うんですよね。
発売は7月下旬ということで、実機に触るのが楽しみです。
ただ、出たばかりだと価格が高いので、EOS Kiss X7が買い時だったりします(笑)
何はともあれ作例を見て決めたいですね。