iPad Proを評価!Appleはジョブズを裏切って躍進できるのか?

昨年からiPadとMacが融合したデバイスが出ると噂されていましたが、一向に出る気配がなく、てっきり噂で終わるものかと思っていたところ、出てしまいました(笑)。

iPad Pro!

まさかiPhone6sと同時に発表されるとは思いませんでした。しかも本当に開発が進んでいたとは驚きです。リークされまくりですね(笑)。

僕はiPhone6sよりも、iPad Proの発表の方が惹かれました。やはり新デバイスが来るとワクワクしますよね!

さて、そのiPad Proで一体何ができるのか、ジョブズの精神を裏切ってAppleは躍進できるのか、勝手に評価しました。

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目次

スペック

ディスプレイ:12.9インチ
解像度:2,732×2,048ピクセル(264ppi)
CPU:A9X
メモリ:4GB
カメラ:800万画素(アウト)、120万画素(イン)
バッテリー:最大10時間
寸法:305.7mm×220.6mm×6.9mm
重量:713g(Wi-Fiモデル)、723g(Wi-Fi+Cellularモデル)
ストレージ:32GB/128GB(Wi-Fiモデル)、128GB(Wi-Fi+Cellularモデル)

iPad Proの特徴

iPad Proの最大の特徴は、ディスプレイの大型化と、専用のキーボードとペンが用意されたことです。ベースはiPadと考えて問題ありません。

そして、iOS9との親和性が非常に高いデバイスとなっています。

ただ、できることはiPadと変わりません。iPadでできることを、キーボードとペンを用意することで便利にしたデバイスと言えるでしょう。

ここで、キーボードとペンについて見ていきましょう。

Smart Keyboard

スクリーンショット (165)

iPad Proのために開発された専用キーボードです。これはスマートカバーとしての役割も兼ね備えており、スタンドにしたり、カバーにしたりすることができます。
スクリーンショット (166)-vert

わずか4mmという薄さに仕上がっています。それでいて、何度折りたたんでも壊れない耐久性をアピールしています。

また、Smart KeyboardはiPad Proと直接コネクタでつながるようになっているので、無線ではありません。iPad Proの側面にSmart Keyboard用のコネクタが用意されています。

無線だと安定しない場合があるので、直接接続の方が安心できます。この点は評価できますね。

さらに、iOS9の機能により、キーボードによるアプリの切り替えやショートカットが充実しました。
関連記事iPadをiOS9にアップデートすればiPad Proはいらない?

Apple Pencil

スクリーンショット (175)

これまでのiPadは、指で操作することを前提としていたため、タッチペンが使いにくいものでした。ペン先が太く、書き込んでもタイムラグが起こっていましたね。

それが今回、圧倒的進化を遂げました。

iPad Proはペン入力を前提としたディスプレイへと進化し、専用のタッチペンとしてApple Pencilが用意されました。

Apple Pencilはペン先がとても細く、圧力を感知して太さが変わり、タイムラグもほぼゼロという、とても使いやすいものになりました。

iPadでのペン入力はこれまでも需要があったことから、Appleはユーザーの願いに応えたのでしょう。

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問題点

まず、Smart Keyboardの角度が1段階しかないこと。これはスマートカバーの頃そうでしたが、角度が調節できないのは正直きついです。ましてやキーボードを使うことを想定しているのですから、角度調節はできるようにして欲しかったですね。

また、AppleはiPad Proが、初代iPadと同じ重量だとアピールしていますが、実際運用するとなるとSmart Keyboardを付けるようになるでしょう。Smart Keyboardの重量は正式には公開されていませんが、確実に200g以上あります。つまり、900g以上になるわけで、新しいMacBookと変わらない重量になるでしょう。タブレットとして見た場合、重いです。

次に、Apple Pencilはバッテリー駆動であること。充電しなければなりません。

連続使用時間は12時間。

Apple Pencilの頭にコネクタが搭載されているので、iPad ProのLightningコネクタに、接続することで充電できます。
スクリーンショット (174)

15秒充電するだけで、30分使用できます。この仕様はさすがですね。

しかし、ただでさえ大きいiPad ProにApple Pencilを差すというのは、幅を取りますし、見た目もスマートではありません。充電しなければならないデバイスが増えるのはやっかいでもあります。

Bluetoothキーボードでさえ数か月バッテリーが持つので、Apple Pencilもそれくらいのバッテリーを持って欲しかったです。それだけすごいテクノロジーを使っているのでしょうが、駆動時間12時間だと毎日充電は必須です。

勝手に評価

発表会で初めて姿を現したとき、どんなデバイスなのだろうかとワクワクしました。

しかし、フタを開けてみればiPadが大きくなっただけでした。

確かに最近デバイスの大型化の流れはありますが、iPad Airの大きさで十分では?と思うのが正直なところです。ただし、メモリ4GBを搭載など、従来のiPadよりものすごくパワフルにはなっています。

発表前は、iPadとMacが融合したデバイスになると噂されていたものの、ほぼiPadです。むしろiOS9の方がMacよりに進化した印象です。

これまでのiPadはコンテンツ消費のためのデバイスでしたが、iPad Proは完全にコンテンツ生産向けのデバイスを目指しています。ジョブズの方向性と真逆を行きました。

ちょっと苦しいなと思ったのが、マウスが使えないことです。コンテンツ生産となると、マウスは必須だと思います。Apple Pencilがあるので、まだ普通のiPadより効率は上がるかもしれませんが、それでも弱い気がします。

革新を起こすためには、新しいものを生み出さないといけないので、今のAppleの姿勢は僕は好きです。しかし、iPad Proに関してはどうも中途半端なものに終わっている印象があります。

ジョブズの方向性に背いたのですから、今後のiPad Proの進化に期待したいところです。

僕はiPad Proを買うのは見送ります。持ち運びやすいデバイスが好きなので、大きくなったことで気軽さがなくなったからです。

しかし、iPad Proが向いている人はたくさんいると思います。

例えば、絵を描く人。

Apple Pencilの出来はかなり良いようなので、お絵かきデバイスとして使うなら最高の選択かもしれません。

また、営業のビジネスマンに向いているかもしれません。ペンが便利なとき、それは立ったまま操作するときです。ですので、立ったまま操作することが多いなら、iPad Proを活用できそうです。

僕はお絵かきしないので、今回は見送ります。

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ABOUTこの記事をかいた人

1年半勤めた会社を辞めて独立した起業家。好きなときに好きなようにシゴトをするライフスタイルで自由に楽しんでいます。コンサルタントとしても活動し、個人で稼ぐ力を付けて自分らしい生き方を実現する方法を発信しています。⇒詳しいプロフィールはこちら