海外ではTransformer 3 Proという名前で発表されていたASUSの新2 in 1 PC、TransBook 3 T303UAが9月16日に発売されます。
発表から3か月以上経ってようやく発売されます。待ってました!なんといってもSurface Pro 4と瓜二つのデザインに、外付けグラフィックカードに対応する点が魅力的です。
日本発売を心待ちにしていたのですが、よくよく確認してみると残念な点も見えてきました…。
Surface Pro 4の方がいいのか?勝手に評価します。
ASUS TransBook 3 T303UAのスペック
発表されたときは、CPUやストレージなどの性能によって複数のモデルが用意されていましたが、日本で発売されるのは性能が高めの1モデルのみです。
ASUS TransBook 3 T303UA
CPU:Core-i5-6200U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 512GB
ディスプレイ:12.6インチ (2880×1920ピクセル、275ppi)
サイズ:298.8×210.1×8.35mm (本体のみ)、299.14×225.27×14.35mm (キーボード込み)
重量:795g (本体のみ)、1100g (キーボード込み)
バッテリー駆動時間:5時間
インターフェース:USB 3.0、USB-C 3.1 (Thunderbolt 3)、HDMI、microSD
TransBook 3 T303UAは、海外で「Transformer 3 Pro」として発表された機種です。そこで発表された詳細はこちらの記事にまとめてありますので、ぜひご覧ください。
ASUS Transformer 3 Proの発売日と価格は?スペックはSurface Pro 4を超える!
上記の記事では、グラフィックカードを外付けできるからすごく楽しみだ!と思う一方、重量とバッテリー駆動時間が気になると書きました。
発売されることになってようやく公表されましたが、バッテリー駆動時間が5時間って短すぎる!今の時代、8時間は持ってほしいところです。
今まで公表してこなかったわけがわかった気がします(笑)。
重量は、やはりキーボードを付けると1kg超えますね。一般的な重量なので、まあ許容範囲です。
価格が高い?
性能の高い1モデルしか用意されていないこともあって、価格も固定です。
そのお値段、194,184円!
高く感じますが、相場はどのくらいなのでしょうか。
Surface Pro 4の同等のモデルと比較してみます。
Surface Pro 4
CPU:Core-i5-6300U
メモリ:8GB
ストレージ:SSD 256GB
ディスプレイ:12.3インチ (2736×1824ピクセル、267ppi)
サイズ:292.1×201.4×8.4mm (本体のみ)
重量:786g (本体のみ)
インターフェース:USB 3.0、MiniDisplayPort、microSD
Surface Pro 4はSSDが512GBのモデルにすると、Core-i7+16GB RAMになってしまうので、上記のモデルが一番近そうです。
SSDの容量が小さい分、価格は172,584円です。
これを見ると、相場通りの値段かなと思いますが、盲点がありました。
TransBook 3 T303UAには、キーボードが付属していますが、Surface Pro 4は別売りです。
Surface Pro 4のキーボードは17,712円なので、合計すると190,296円となります。
そう考えると、TransBook 3 T303UAの方が安いかも…と思えてきます。
どうして日本では1モデルしか出してくれないのでしょうか。発表時は999ドル~となっていたので、安く購入できそうだなと思っていたのですが、壁が高いですね。評価も高そうだったので、かなり気になっていました。
ASUSはTransBook 3 T303UAと同時に、TransBook Mini T102HAという10.1インチ版も発表しました。この2機種の差別化を図るため、あえてTransBook 3 T303UAの下位版は出さず、1モデルに絞ったのかもしれません。
TransBook Mini T102HAの評価が高い!スペックの良いところと悪いところは?
ただ、バッテリー駆動時間が5時間しかないというのは大きなデメリットです。
また、TransBook 3 T303UAに対応した外付けグラフィックカードドックが日本でも発売されるのかが気になるところです。もし発売されなければ、はっきり言ってTransBook 3 T303UAである必要がないので、僕はSurface Pro 4を選ぶと思います。(さすがに出ますよね…。)